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zoom RSS (その1) Collins 製-真空管式受信機が忘れられない。

<<   作成日時 : 2014/03/24 18:58   >>

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アマチュア無線に興味を持ったのは中学生時代だ。
小学5年生の時に母に買って貰った「僕らの電気学」というタイトルの本の影響で次第に電気の事に興味を持つようになった。
後に本屋で立ち読みする対象が発電所や変電所などについて書かれた本からラジオ関係へと変っていった。
そのうち興味の対象が「ラジオ技術」や「無線と実験」へと変化し、次第にアマチュア無線に興味をもつ切っ掛けとなってしまったのだがーーー。
勉強は勉強、趣味は趣味とはっきり分けるのは難しい。勉強と趣味がコンバインしたかのような工学系の学校に進めば問題ない。まあ、結果はその方向へと向かってしまった。就職も当然そちらの系統だ。
その様な訳で、アマチュア無線の免許を取得したのが1954年4月である。
当時、家の近くでアマチュア無線を運用していたOMのShackを見せて貰ったときに最も印象に残ったのがHammarlund(ハマーランド), Hallicrafters(ハリクラフター),とかCollins(コリンズ)といった受信機のメーカーだ。
そのデザインやダイアルを回した時の感触が、今まで触ってきたダイアルとは似て非なるものがあることに気が付き、忘れられないものとなった。それだけではない、アナログ方式にも拘わらず、ダイアル目盛りと実際の受信周波数の差が1Khz以内だと言われていたのだ。これは驚異的な精度である。
このような背景がある中で、忘れられない存在となっていたコリンズ製受信機の写真をインタネットで見つけてしまったのだ。
インタネットでeBayというオークションで海外から購入する手段があることも初めて知った。
そこでついつい、これ等を利用して「Collins 75S-1 Receiver 」を購入してしまったのが始まりで、ここのところ周波数カウンターやsignal generator などの知識習得や製作にどっぷり浸かってしまった感じになり、昔の様に半田鏝やドリルなどを持ち出して電子工作三昧の毎日になってしまった。

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ラジオ技術・1977年1月号に「ディジタルカウンターの製作」記事を8ページに亘って掲載させて貰った頃は実に根気の塊みたいに頑張れたのだが、今はもうその時代の10分の1もない。年には勝てない。
そのときの記事の始めに掲載された写真が左のものである。受信機とディジタルカウンターの内部の部品点数の多さや半田付けの数を考えただけでもうんざりする。熱中することに消費するエネルギーは膨大なものである。
閑話休題、コリンズに話を戻そう。

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この写真の受信機が諸悪の根源?である。この受信機を開発したのはアメリカの会社でその生みの親はアーサー・コリンズ Arthur Andrews Collins (1909-1987)である。
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ラジオといえば空中に発射される電波を捉えるための同調回路が受信機の心臓部ともいえる。
一般的な回路はコイルと可変コンデンサー(俗にバリコンといっている)で構成されるのだが、コリンズは固定コンデンサーとインダクタンス可変コイル(透磁率ミューをギアー機構で変化させる)で同調の直線性を優れたものにしたのだ。同調用ダイアルの目盛りが等間隔になり人間工学的に見てもインタフェースがすっきりと分かりやすくなったのである。私が一番気に入っているのは、もちろん前述の様なメカニックな面がすばらしいのは当然だが、それにも増してメインダイアルを指で回転する時の感触が、まるでフェザータッチというか、シルキータッチというか、とても並みの言葉では表現できない感じなのだ。この魅力に引きつけられて購入したともいえる。
ここまではスムーズにいったのであるが、電源を繋いで受信機としての性能をチェックする段階になっていろいろと障壁が現れるものである。
先ず電源電圧である。勿論アメリカと日本の電圧が同じでないことは知っていたが、たかが受信機の事で、精々20ボルト程度の事だろうと思っていたのだ。
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実は受信機の取扱説明書の回路図をみて、120ボルトではなく110ボルトになっている。
コリンズ社は電源電圧を110ボルトで設計しているのだ。仕方ないので購入したSK-330電源トランスの巻線を解いて120ボルトから110ボルトに調整した。

さて、受信機の電源に関してはこれで一段落(いちだんらく)であるが、実は受信機のキャリブレーションに関してはシグナルジェネレーターと周波数カウンターが必要なのだ。
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アメリカのHeathkit社のModel IG-102という製品を、これもeBayオークションを通して購入した。
今回はいろいろと勉強になった。このHeathkit社は社名の如く、キット製品を販売して大きくなった会社である。
キットとは多くの部品を一式揃えて顧客に買って貰い、顧客は組み立て手順に従って装置を組み立てていく様になっているものだ。半田鏝やニッパー、ドライバーなどがあれば十分で、あとは組み立て手順書の内容を理解できればそれで十分である。その製品を買ったのであるから、当然誰かの手で組み立てられたものだろう。
手順書通りに組み立てられたものかどうかは配線の仕方を見ればわかるのだ。実に感心されるほど忠実に作られている。
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手順書に記載されている部品の取り付け方をみても、素人が理解出来る様にラグ板に線を巻きつけるやり方が写実的に記載されている。いくら経験が多いと自負している私でも、メーカーの組み立て担当者が実際に作業するようなやり方をしたことはない。流石だなと感心してしまった。

未だ、この続きがあるが、(その2)として続けることにしよう。















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